筑波ロードレース選手権 第1戦

筑波ロードレース選手権シリーズ第1戦
ST600 Supported by BRIDGESTONE
ENDLESS TEAM SHANTI
平野ルナ
予選:1位 決勝:1位 BEST 0’59.940

JP250 Presented by DUNLOP
ENDLESS TEAM SHANTI
藤平康人
予選:13位(9位) 決勝:15位(12位)

2017年のシーズンが始まりました。今年も地方選は平野ルナを中心にST600クラスと藤平康人のJP250になります。
2月末に今年のマシンのシェイクダウンを終え、3月1日から走り始めたルナは、開幕での59秒台を目標に10日間での短い時間で走り込みまして、前日の特別スポーツ走行では59秒台が見えたのですが、コンディションの悪化により不発・・・当日の予選に集中することととなりました。迎えた予選は風も弱く路面温度の低下もなく比較的良いコンディションで走ることが出来、数台の不出場もあってかクリアラップを取りやすい状態に。序盤は0秒前半のペースで走りどんどんベストを更新。最終的に59秒9に突入し予選を終えました。
決勝はもちろん初のポールポジションスタート。前には誰もいません。落ち着いていつも通りのスタートを決めたルナはそのまま危なげなくホールショットを奪い、逃げ切りに入ります。0秒前半のペースで徐々に2番手を引き離しにかかり最大で2秒近く差が出来ましたが、終盤の体力の消耗とバックマーカーにより2番手の罍選手との差は0.3秒まで縮まります。ペースを上げてきた罍選手から必死で逃げ切り、初のポールトゥウインを達成しました。女性ライダーでは史上初のST600クラスでの快挙だと思います。苦しみながらも昨年1年間しっかりと積み上げてきたものが開花し、良いシーズンのスタートダッシュを切れたと思います。
対照的に昨年の開幕戦と同様に不発なのがJP250の藤平。事前のマシンテストも不十分であり、新型CBR250RRの登場もあり、昨年同様のパッケージで臨むマシン。唯一、ネガティブだった原因がフレームとわかり、フレーム交換を経て臨んだ開幕戦。予選は周りの選手のうまく使われ、藤平自身はうまくタイムを更新することが出来ず、13位。決勝は昨年と違うところを見せたいところだが、毎度オナジミのウイリースタート・・・なんとかならんのかそれは・・・笑 大きく出遅れ、1周目は後ろから数番目。これも毎年の光景な気が・・・。それでも自己ベスト?かな。1台ずつパスし続けましたが、予選順位を取り戻すことも出来ずにフィニッシュ。まだまだ課題はたっぷりですね。
こうして平野ルナは最高のスタートを。藤平はちょっと戻っちゃった感じの2017年がスタートしました。ST600クラスはこれからまだまだ激戦になると思います。今年の最終目標を達成することが出来るよう気を抜かずにレースに取り組んでいきたいと思っております。また今年はしっかりと全日本で戦えるようレベルを上げ、来期開幕から良いパフォーマンスを発揮出来るようチームで取り組んで参ります。応援していただいた皆様、そして関係者、スポンサーの皆さま方、ありがとうございました。

ENDLESS TEAM SHANTI
代表 風晴大翼

Photo by Shigeru Mukai THX