ツタヤのお父さん

写真 2014-10-14 13 58 31 タイトルでは何のことかわからないでしょうが(笑)
昨日お店はお休みだったワケですが、私用で外出してまして、たまたま帰りにバイクの一般雑誌でも見てみようかと自宅近くのツタヤに行った時のお話です。
バイク雑誌コーナーに行くとそこには一人のお父さん。色んな雑誌を手に取り見てらっしゃったので、ワタシも何を考えたのか「オートバイにお乗りなんですか~?」とつい声をかけてしまいました。もちろんワタシは私服ですし、オートバイのオの字もレースのレの字も感じさせない恰好。「えぇまぁ」と流石に見ず知らずの若そうな髪の毛茶色い人間(ワタシをご存じの方はイメージして下さい)に声かけられたら反射的に一歩下がってそうなりますよね(笑)
「普段どんな雑誌見られますか?」と・・・ワタシもなぜか質問責めしてしまって・・・快く色々とお答え頂いたんです。きっとお父さんは初めてバイク買おうとしているお兄さんと思ったかもしれませんね。ツーリングに行くのでこんなのとか~記事重視ですよ~とか・・・そこから会話が弾んでご自身のお乗りのオートバイの話だったり、ワタシも仕事の事レースの事色々とお話させて頂きました。
改めて言いますがここはツタヤのバイク雑誌コーナーです。パーキングでもスポットでもありません。
これの何が凄いかと言うと、見ず知らずの人間が[オートバイ]という大きな根幹があるだけでここまで話が出来るという事。ここまで親しげに話せるという事。素晴らしいじゃないですか。狭い業界ではありますし、ジャンルは違えど(ワタシもツーリング好きですが)、基本はバイクが好きだということに壁は無いのだなぁと・・・ただうれしかったです。そして何より終始笑顔です。
私共の仕事(レースの事)にも興味を持って頂いたのか、最後には名刺を頂きたいとまでおっしゃって頂きまして・・・車まで取りに戻りました(笑)
私共は少しでも多くのオートバイユーザーにレース業界を知って頂く使命があると思っています。例えばGP125がJ-GP3に4stに変わった事なんて古くからオートバイに乗っている方ですら知らないのというのは寂しい話ですよね。まずは内から。中の人間から。発信する事が大事なんだと思います。確かに私共のような小さな力ではレース全体の興業を変える事は出来ないのかもしれませんが、こうした小さなキッカケを持って頂ける方を増やす事は出来るかもしれませんね。

オートバイって凄いですね。こんなに人と人を結び付けられるツールは中々無いのではないでしょうかね。ワタシはこの業界にいて良かったなと。少しほっこりするお話でした。
OSHIMAI