筑波ロードレース選手権 第2戦
ST600 Supported by BRIDGESTONE
ENDLESS TEAM SHANTI
平野ルナ
予選:1位 決勝:1位
JP250 Presented by DUNLOP
ENDLESS TEAM SHANTI
藤平康人
予選:6位(5位) 決勝:7位(5位)
梅雨時期の6月。雨の心配もありましたが、快晴の元で行われた筑波ロードレース選手権第2戦。ST600の平野ルナは金曜日の特別スポーツ走行でも大きくタイムアップせず、苦しいレースウイークとなりました。土曜日の予選、クリアラップを取るべく様子を見ながらコースインしましたが、短い筑波は難しく最初の数周は前走車に引っかかり、タイムを上げられない。ようやく取れたクリアラップでは0秒2と第1戦でマークした59秒にも入らず。しかし、他車も全体的にタイムが上がらずポールポジションを獲得しました。内容的には非常に悪かったですが、とりあえずのポールに安堵しました。もてぎ第2戦のポールからトップ走行中の転倒の反省を踏まえ、落ち着いてレース展開をコントロールすることに集中していきました。そして路面温度がグングンと上がる中、決勝がスタート。珍しくクラッチミートをミスし、フロントを浮かせた平野は2番手で1コーナーへ。それでもペースはトップを走るライダーより速く、序盤の1コーナーからS字を上手く合わせ1ヘアでトップを奪取。そのまま後続を引き離し一時は4秒の差を付け独走態勢へ。終始落ち着いてレースをコントロールして2戦連続のポールトゥウィンを飾りました。
JP250の藤平は、相変わらずテスト不足により金曜日までにこちらも上手くまとめられず。それでも自己ベスト付近では走行できていたものの、新型CBR250RRの台頭によりトップとは大きく離されます。予選は集団の中で上手く引っ張り合い、タイムを伸ばしていきますが総合6位という結果に。予選順位を超える決勝結果が乏しい藤平だけに決勝は1周目に集中します。苦手なスタートを無難にこなしますが1コーナーまでに順位を落とします。トップは1周目から逃げ、セカンドサードグループでのレース展開へ。YAMAHA YZF-R25と終始ポジション争いを展開します。それでも最後は踏ん張り、7位。国内5位でレースを終えました。
筑波ロードレース選手権はST600の平野ルナが2連勝で前半戦をトップで終えました。もてぎは2戦が終わり、転倒リタイヤによりランキングは下がりましたが、まだまだこれからです。どちらも勝とうと思っても勝てないのがレース。決して甘くない地方選手権のST600でこの結果には満足しています。あとは・・・質。来年へ向けてしっかりと後半戦、伸ばして行かなければなりません。JP250は久しぶりの入賞・・・とは台数的にいきませんでしたが、5位という結果に私は上出来だと思っています。CBR250RRが今後中心となっていきますが、うちはまだ投入予定はありません。今回も多くの方々のご協力、そして暖かい声援ありがとうございました。次戦はもてぎロードレース選手権第3戦です。
ENDLESS TEAM SHANTI 代表 風晴大翼