MFJ CUP JP250でのCBR250RR中村龍之介車のリアサスペンションはサポートを頂きましてアラゴスタサスペンションを使用しております。スプリングはHALスプリング。エンジニアはN-PLANレーシング中釜氏。今季初めてアラゴスタ様のサスペンションを手に触れてみました。ライダーのインフォメーションも非常にわかりやすく、素直なイメージを持っています。非常に安価で手にしやすく最大限そのパフォーマンスはレース結果に表れているかと思います。NSR50/NSRmini/NSF100のミニバイクなどでも増えていますね。ぜひN-PLANレーシングさんまでお問合せしてみて下さい。ちなみに地方選手権で使用しているCBR250RR鈴木車はオーリンズTTX。大谷車はSHOWAのドリームカップ仕様のサスペンションと3台全て違うサスペンションを使用しています。それにも理由があってですが、それぞれのサスペンションの特徴とメリットデメリットは走らせて解るもので私自身も非常に勉強になります。今後もこの3メーカーで比較していきたいと思います。
当チームENDLESS TEAM SHANTIのCBR250RRはマフラー及びエンジンオイルの開発を担っております。エンジンオイルはCBR250RRの弱点でもある油温上昇の影響を受けやすい点をしっかりと対応出来るよう、常用温度の120~130℃でもエンジンオイルとして機能出来る事。そして更に他メーカーに対するアドバンテージを得る事を目標にトライボジャパン様とMoty’sの開発は進んでおります。現状では油温上昇に伴うギア抜けやパワーダウンはほぼ無く、クラッチテストも問題無くしっかりと機能し、開幕戦のもてぎは2位表彰台を獲得することが出来ました。こちらのエンジンオイルに興味を持たれたユーザーの皆さまはご連絡頂けたらと思います。
そしてN-PLANレーシング様と開発を進めているエキゾーストマフラーは開幕戦のもてぎを終えてSUGOのテストでサイレンサーのテストを引き続き行い非常に良いパフォーマンスを発揮しております。マフラーに関しての詳細は書けることが少なく申し訳無いですが、aRacerを搭載した車両での開発としています。HRCのECUではまた別の車両が開発しておりますのでお間違え無いよう。
開発を担うという事は、良くも悪くも使わなければならないというのが大前提でありますが、このどちらも良いパフォーマンスを発揮してくれており、マシンのアップデートは進んでおります。最終戦の鈴鹿には更なるパッケージで臨めるようテストを繰り返していきたいと思いまうす。各社共、わがままな要求に応えて頂きまして非常に感謝しております。
今期全日本ロードレース選手権シリーズ MFJ CUP JP250へ参戦しているENDLESS TEAM SHANTIのCBR250RR中村車のサポートメーカー様です。多くの方々に支えられてレース活動が出来ていることを改めてお礼申し上げます。また、エキゾーストマフラー及びエンジンオイル開発においてN-PLAN様・トライボジャパン様との連携を取っております。この開発がしっかりと実を結び、他車ユーザー及び地方選手権ライダーへの恩恵が大きくなることを願っており、サポートメーカー様へ貢献できるよう尽くしていきたいと思います。