レース

全日本ロードレース選手権第1戦スポーツランドSUGO

2020全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦
スポーツランドSUGO
MFJ CUP JP250

ENDLESS TEAM SHANTI
中村龍之介/HONDA CBR250RR
予選:5位(5位) 出走台数25台
決勝:3位(2位) 出走台数22台


新型コロナウイルスの影響で延期/中止が相次いでいた全日本ロードレース選手権がスポーツランドSUGOにて開幕致しました。今シーズンはJP250クラス中村龍之介にチームが集約し、シリーズチャンピオンを狙うべく事前テストが無いながらもテストを繰り返し非常に良い雰囲気でこの開幕戦に臨む事ができました。・・・が、梅雨が明けてレースウイークは2日間共にウェット。レインの走行は昨年の6月の筑波サーキット以来という事で初日から非常に慌ただしい1日。いまいちしっくり来ないレインセットに加え、初日2本目はマイナートラブルが起こり1周も出来ないという。雰囲気的には最悪だった。ベースセットさえ決まらないまま、予選を迎える事になった上に、トラブルは想定の範囲内過ぎて解決し、むしろ逆にそれが根本的な理由なのかさえ怪しいと思える始末。
そして迎えた1DAYの予選/決勝日。予報は微妙だったが完璧なレインコンディション。予選が始まり、エンジンはしっかりと回りトラブルは出ない。ペースを掴むべく龍之介は走行を続けるがタイムは10番手あたりに。終盤にうまく1周をまとめなんとか5位に食い込んだが上位のライダーとは差が大きい。決勝に向けてセットアップを打合せする中で日射しも見えてくる。ドライになるのか?また雨が降るのか?そんな判断をする前にしっかりと雨が降り始めた。決勝が始まり、無難にスタートを決めた龍之介は1周目から前へ出ようとしトップ2台を追うがペースが上がらず付いて行けない。後続にパスされ6番手付近まで落ちるがそこからサバイバルレースへ。スリッピーなSUGOのレインコンディションの中ライバルが足元をすくわれる形になり、3位単独走行となる。映像を見ている限りあれが最大限のプッシュだったろうと感じる。そのまま3位でチェッカーを受け、INTでは貴重な2位となったが龍之介と最初に交わした言葉はあれ以上は不可能でしたと。我慢強く転倒せず走り切った事は非常に大きなレースとなった。
次戦は岡山。まだまだやれる事は多い中でどれだけ100%に近づけるか。チャレンジかな。

このご時世の中、レース開催された事は非常に感謝しております。
また、それでもサポートして頂いた各スポンサー様には大変申し訳ない気持ちもあります。
レースが開催される限り、私共も全力で勝ちに拘ったレースを展開出来るよう挑戦させて頂きます。応援ありがとうございました!

もてぎロードレース選手権 第3戦

2020もてぎロードレース選手権シリーズ第3戦
JP250(N)
ENDLESS TEAM SHANTI
鈴木洋一郎
予選:4位(4位) 決勝:4位(3位)





新型コロナウイルスの影響で第2戦が中止になったもてぎロードレース選手権が再開致しました。各エントラントの感染対策は・・・どうだったでしょうか?運営側の皆さんは非常に徹底して頂いており感謝しております。梅雨の明けないままレースとなりましたが金曜日の特別スポーツ走行から不安定な天気でしたがドライでの走行となりました。ペース的には悪く無いライダーも走行枠が1本しかないために確認作業で終わってしまいましたね。土曜日の別カテゴリーを挟んで迎えた日曜レース日。朝は微妙な路面のために走行は見合わせました・・・がなんと予選もハーフウエット。乾き始めた路面の中、ラインを慎重に選んでなんとか4位。4番手グリッドからレースに臨みます。
降ったり止んだりを繰り返すもてぎの天候はJP250クラスのレース時には完全にウエットへ。久しぶりのレイン走行へバタバタと準備をし、迎えた決勝レース。無難にスタートを決めましたが序盤にゼブラに乗り車体が振られ順位を落とし追い上げのレース展開になります。1台ずつパスし、総合4番手争いになります。まずは完走する事を目指したという言葉通り、ウエット路面に普段強いはずがタイヤの信頼感の薄さもあり無理をしないレースで総合4位。ナショナルで3位という結果になりました。鈴木選手にとっては久しぶりの表彰台となりチームも安堵しております。
まだまだ世界的にコロナの収束の見えない中のレースとなりましたが、開催して頂いたもてぎの運営の皆さんにも感謝しております。ありがとうございました。ENDLESS TEAM SHANTIのレースは次戦、いよいよ始まる全日本ロードレース選手権SUGO。しっかりと準備して最高のレースにしたいと思っております!

SUGOテスト最終/龍之介

7/3スポーツランドSUGOへレース前最後のテスト。TEAM SHANTIが参戦するMFJ CUP JP250クラスは事前テストの割り振りが無いため、このスポーツ走行枠が最終のテストとなりました。前回の走行から大きな問題では無かったのですが、フロントフォーク及びリア周りの仕様変更を加えて更なる可能性を追求する事となり非常に有意義なテストになったと思います。昨年のレースでは全く問題のなかった部分が顕著に表れるようになり、タイヤのグリップ性能が変わった?上がった?ようなイメージです。レース周回数を考えシミュレーションしましたがタイヤへの負担もだいぶ昨年より減ったような印象です。梅雨時期にドライでの走行を5本。天候に恵まれましたが、8月のレースは暑い熱いレースになることとなるでしょう・・・。

もてぎロードレース選手権第1戦

2020もてぎロードレース選手権シリーズ第1戦
JP250(N)
ENDLESS TEAM SHANTI
鈴木洋一郎
予選:13位(7位) 決勝:13位(7位)





もてぎロードレース選手権も開幕し、いよいよ本格的にロードレースのシーズンが始まった感じがします。コロナウイルスの影響で開催もどうかなと思いましたが地方選手権はなんてことないいつものレースウイークとなりました。今年も引き続きENDLESS TEAM SHANTIからは鈴木洋一郎がJP250へ参戦。aRacerのセットアップに費やす時間が無い中で予選となりましたが、ウイークに入る前の走行で転倒し、そのダメージがいきなり予選で表れるようになりました。ちなみにシフター。ダウンシフターのトラブルで苦戦しました・・・。センサーの誤作動が突然現れ、何度もブリッパーが効く症状に。ブレーキングで進んでしまいますよね。そんな中でも自己ベスト付近で走るのは厳しかったでしょう。決勝にはシフターを交換し何事も無く改善されました。決勝も快晴で素晴らしい天候の中でのレース。スタートを無難に決めて1周目に後方から少し飛び出したライダーに前を塞がれ、MFJカップを走る先頭グループには離されてしまいました。その後はいまいちペースが上がらず。2台での争いへ。ダウンヒルで前に出られ合わせましたが突っ込みすぎてラインを外しそのまま総合13位でフィニッシュ。なんともライダーには悔しいレースとなりました。
今回はチームとして初めてST250クラスにも参戦。CBR250R DREAM CUPに参戦したクラブ員共に良いレースを見せてくれました。いよいよスケジュール的には次戦は全日本ロードレース選手権。開催は?延期?中止?どちらにせよ準備はして参ります。

Photo by Kikuchisan SPL THX

筑波ロードレース選手権第1戦

筑波ロードレース選手権シリーズ第1戦
CBR250R DREAM CUP
ENDLESS TEAM SHANTI
中川空嶺
予選:5位 決勝:2位




2020年のロードレースが開幕しました。まずは筑波サーキット。新型コロナウイルスの影響もあり無観客という中で一般のお客さんがいない中でのレースとなりましたが各レースは非常にアツかった。空嶺は金曜の特別スポーツ走行からメカニックがしっかりと帯同して車体のセットアップを進めて自己ベストを1.5秒も更新する走りを見せてくれました。元々ポテンシャルのある若いライダーですのでそのくらいは期待していましたが伸びしろしかありませんね。レース当日は非常に寒い1日となりました。予選の時間帯も気温は上がらず、各ライダータイムが伸びない状況。空嶺も昨日出したベストには遠い10秒台。これも後から原因はわかったのですが、決勝には解決。
迎えた決勝レース。5番手からスタートしましたが、初めてのCBR250Rのスタートにしては上々で2番手で1コーナーを通過。すぐに3台のトップグループに入ります。一時はトップで最終コーナーを立ち上がってくるなど強さも見せます。徐々にトップが引き離しにかかり2台のバトルとなりましたが、そこは引かない空嶺。なんとか2位でロードレースデビューを飾りました。多くの写真やデータを見ても本当に伸びしろしかないライダーだと思います。それもあってのメインチームでの起用。これからが楽しみなライダーです。もちろんシリーズチャンピオンは狙いますし、あとは優勝しか頭に無いでしょうね笑 まだまだこんな面白いレースを続けるためにこのCBRカップには今後も力を入れていきたいと思っております。

2020 Jr. TEAM SHANTI

2020年シーズンはジュニアチームへの体制強化を図ります。HONDA NSF100 HRC Trophyへの参戦を開始し、小学生ライダー2人態勢にて2年スパンの体制でシーズンを戦います。アジア、そして国内レースへの将来的な投資としてこのジュニアチームは結成されました。昨今のポケバイからロードレースへの段階的な情勢を踏まえ昨年74Daijiroにて活動していたライダーのミニバイクへのステップアップとなりますがあくまでロードレースへの活動を視野に入れ当チームの若手ライダーへのアプローチを問われる一つの大きなプロジェクトになると思います。ライダーは森山浬(11)。神鳥風悟(12)。またトレーニングコーチには中村龍之介を起用し、ライダー間での双方の相乗効果を狙います。二人の若いライダーの活躍も期待して頂けたら幸いです。

Jr.TEAM SHANTI
代表 風晴大翼

2020シーズンレース参戦計画

2020年今年も全日本ロードレース選手権に参戦致しますが、今シーズンについては併催のMFJ CUP JP250クラスのみの参戦となりました。昨今の全日本を取巻く環境とカテゴリー変化を踏まえた上でENDLESS TEAM SHANTIは250以下へのクラスへ注力する方向へシフト致しました。シフトでは無く立ち上げ当初に返り戻ったといった方が正しいかもしれません。ライダーは昨年同様に中村龍之介を起用し昨年惜敗を喫したシリーズチャンピオン奪取に向かいます。
また地方選手権参戦を強化しCBR250R DREAM CUPへ中川空嶺(19)をチームに迎え改めて下位クラスへの重要性とチームの優位性を示すべく参戦致します。JP250クラスにはこちらも引き続き鈴木洋一郎が参戦しツインリンクもてぎを中心に悲願のシリーズチャンピオン獲得へいきます。更に昨年参戦を見送った鈴鹿4時間耐久ロードレースST600/JP250への参戦。アジアロードレース選手権鈴鹿戦には中村が挑戦する予定でおります。
その他多くのライダーが当チーム/クラブからも参戦致します。今年もTEAM SHANTIは全開でレース活動を行います。スポンサー含め協力会社の皆さまへ感謝すると共に参戦出来る事を嬉しく思っております。ご声援の程、よろしくお願い申し上げます。

ENDLESS TEAM SHANTI
代表 風晴大翼

鈴鹿サンデーロードレース選手権最終戦NGK杯

鈴鹿サンデーロードレース選手権シリーズ最終戦
NGK杯 フルコース開催
ST600(INT)
ENDLESS TEAM SHANTI
澤村俊紀
予選:4位 決勝:3位 クラス
シリーズチャンピオン獲得!!


急遽今年参戦となった鈴鹿サンデーロードレースもいよいよ最終戦NGK杯。金曜の走行は仕事の都合でキャンセルとなり社会人レーサーの辛いところが露呈しましたが・・・全日本にも参戦した鈴鹿での集大成として澤村の今年最後のレースとなりました。土曜日ははいきなりの予選。早朝から始まりましたが、全日本の車体をベースに1周アタックで自己ベスト付近を記録しましたが、バンクセンサーが脱落するというハプニングにより終了。毎回サンデーは何かが起きる笑 予選は4番手となりましたが、全日本ランカー相手にどこまで戦えるかが課題でした。もちろんシリーズチャンピオンの可能性も大いにありましたがしっかりと表彰台争いをしたいところ。日曜日も早朝2つ目のレース。スタートを失敗した澤村はスプーンでラインが交錯し8番手まで落としてしまいます。その後トップ3台が逃げてしまい4位グループでのレースへ。中盤にグループのトップに立ち、ヤマハ勢を相手に奮闘します。3位走行中のライダーが転倒し、一気に表彰台争いになったレースは最終ラップまでもつれ、130Rで前に出られたもののシケインの進入でパス。最終的に3位表彰台で終了。全戦3位という結果で笑 シリーズチャンピオンを獲得致しました。今年は地方選手権も含め1勝も出来ないシーズンとなってしまいましたが、なんとかシリーズチャンピオンという形で締めくくることが出来ました。このレースをもって今シーズンのロードレースのスケジュールは全て終了。ご声援ありがとうございました。

全日本ロードレース選手権第8戦鈴鹿

2019全日本ロードレース選手権シリーズ第8戦
鈴鹿サーキット
ST600 Supported by BRIDGESTONE
ENDLESS TEAM SHANTI
鈴木光来/HONDA CBR600RR
予選:30位 出走台数33台
決勝:19位

澤村俊紀/HONDA CBR600RR
予選:31位 出走台数33台
決勝:23位

MFJ CUP JP250
ENDLESS TEAM SHANTI
中村龍之介/HONDA CBR250RR
予選:2位 出走台数34台
決勝:DNF



全日本ロードレース選手権も最終戦。鈴鹿サーキットMFJグランプリに参戦してきました。今回はレギュラーメンバーの他に澤村俊紀が鈴鹿サンデーロードレース選手権のランキング制度を使ってスポット参戦。3台の体制で臨む事に。3台は筑波サーキット以来でしたがさすがに今回の準備は大変だった。エンジン/車体全ての集大成としてライダーもそれなりに準備してきたと思う。龍之介はこの1年間を通して最も自信を見せていたレースだっただろう。
ST600は今年クラスを変えて参戦している光来だがまだマシンの理解度が低い。徐々に良くはなってきているのだが予選は30位と沈んだ。決して成長速度は遅くはないのだが、今年の激戦のST600クラスでポイント獲得の上位者の中ではまだまだ。澤村も3年前にフル参戦していたころのベストタイムを2秒も更新したが最下位に沈んでしまった。苦しいST600となった。しかし決勝は光来が気をはいてくれて19位。上位の転倒もあってこそだが、サバイバルレースを耐え抜きポイントを確実に取れたことは大きかった。澤村もバトルには負けたが良いレースだったと満足そうなのがわかった。光来はランキング31位?なのかな。今年のST600のチャレンジは終わった。・・・が澤村のNGK杯で鈴鹿にリベンジだ。

JP250クラスは木曜日に2本。金曜日は1本しか走行が無かったが、ファイナルの選択とエンジンマップの作業に集中してテストに励んだ。感触も良く予選前の2日目は全体トップも記録。29秒台への自信があった。予選は8時早朝から始まり、常時トップタイムにいたが、最後のアタックでベストをマークしてきながら引っかかり惜しくもタイム更新ならず。その後チャンピオンの笠井選手に抜かれてしまったが2番手からスタートすることになった。同日決勝。スタートは悪く・・・2コーナーを抜けたあたりで5番手付近。その後早めに前に出ようとしたのか?ラインを交錯したのか・・・前走者のリアにフロントを当ててしまい転倒。わずか20秒ほどで終わってしまった。肩を落とすスタッフ。これ程までにすべてに自信があってもレースはわからない。難しいものだね。ランキングは3位に後退となってしまったがこれにて全日本における全ての日程が終わりました。
ENDLESS TEAM SHANTIの2019年シーズン全日本ロードレース選手権チームに関わって下さった皆様。応援して頂いた方が、全ての皆さまに感謝しております。ありがとうございました。

ENDLESS TEAM SHANTI 代表 風晴大翼

全日本ロードレース選手権第7戦AP

2019全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦
オートポリスサーキット
MFJ CUP JP250
ENDLESS TEAM SHANTI
中村龍之介/HONDA CBR250RR
予選:総合8位(INT5位) 出走台数17台 決勝:総合4位(INT3位)
※AP終了時点 ランキング2位




岡山大会は残念ながら欠場となってしまいましたが、このオートポリス大会からはJP250の中村龍之介のみリスタートです。木曜日からの走行でしたが、台風の影響で霧と大雨により搬入も出来ずに終わってしまい金曜日からの走行となりました。中村は昨年に一度だけこのオートポリスでレースをしており、CBR250RRでは初めての走行でした。しかし金曜日の午前中も前日の雨が残りウェットコンディション。コースを思い出すだけで終了。午後の走行からようやくドライで走れることとなりましたが、この走行の後はもう予選という時間の無い緊迫した走行となりました。車体のセットをイメージ通りにセットしますが、上手くいかず、予選ではかなり大きく振ります。予選は8時から。序盤からタイムを上げますが、登りのセクションで大きくタイムを落とす。結果伸び悩み8番手と沈んでしまいました。良かれと思ったセットアップは実は逆に振っていたことに気づいたチームは逆に大きく戻し、決勝を迎えます。スタートを決めてトップグループに食らいつきトップに出る展開もありましたが、やはり詰め切れず、地元勢にやや遅れてしまいます。しかし最終ラップを2位で迎え、なんとかトップへ・・・と思いましたが地元勢にうまく刺されて結果INT3位という結果に。シリーズチャンピオンは獲られてしまいましたが、ランキング2位を維持。ライダーは今持てる全てを出し切ったとのコメント。1本しかないテストでは上出来の結果と私も思っております。残りは最終戦。キッチリ勝ちにいきたいですね。
遠く九州まで応援ありがとうございました!!