レース
全日本ロードレース選手権第3戦SUGO
スポーツランドSUGO
ST600 Supported by BRIDGESTONE
ENDLESS TEAM SHANTI
鈴木光来/HONDA CBR600RR
予選:24位 出走台数42台 決勝:17位
MFJ CUP JP250
ENDLESS TEAM SHANTI
中村龍之介/HONDA CBR250RR
予選:総合4位(INT4位) 出走台数26台 決勝:総合2位(INT2位)
近年稀にみる暑さとなった全日本東北ラウンドSUGO戦。事前テストから暑い熱いと言っていましたがこのレースウイークでも夏を感じさせるウイークとなりました。好調を維持して成長を魅せる鈴木光来はウイーク初日からベストタイムを更新。USEDタイヤでのアベレージもそれほど落差が無く、走り方を考え自分らしいセットアップでマシンを作るようチームも仕事をしました。予選は24番手でしたが、非常に前向きな予選の内容でした。本当は20番手以上を目指していましたがこれは今後の課題ですかね。迎えた決勝も30℃に迫る夏日。暑さの中無難にスタートした光来はヤマハのマシンに前を塞がれ11番手グループに離される事を危惧し、2コーナーで合わせ3コーナーでインを差しに行きます。正直見てるこちらはドキドキものでしたがライダーの高いポテンシャルがそうさせたのか?笑 前を行くグループに追いつくがそこでバラける集団。結果的にペースは落ち、17位ともてぎを上回る結果を残しました。
前戦もてぎのレースでは悔しい2位だった中村龍之介。今回こそはと臨んだレースでした。テストからレースウイークまでも非常に良いタイムで走っていましたがトップのTEC2さんとの距離が遠い・・・。勾配の多いSUGOでは苦労するかと思われるレースとなりました。予選は単独でも44秒台が出る事を確認し、後半にアタックへ。結果4番手スタート。前回よりは少し楽なポジションとなりました。問題のスタートはローンチコントロールを使わずクラッチスタート。集団を早くも抜け出し2台でのトップ争いに持ち込むかと思いましたが意外なほどペースが上がらず4台の集団になります。登りセクションで苦労する龍は馬の背からSPにかけて追いつきますがそれでも苦しい展開。ラストラップ、キツイかと思ったところで2番手と3番手が接触転倒。トップは離れ単独の2位フィニッシュとなりました。表彰台でも悔しい表情がどうしても勝ちたかったんでしょう。次戦の筑波は返してやろうな!
今大会も関東から応援に来てくれたファンの皆さま。そしていつもご支援頂いていますメーカー・スポンサーの皆さまありがとうございました。次戦はホームコース筑波サーキットで2レース行われます。応援の、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
もてぎロードレース選手権第2戦
JP250(N)
ENDLESS TEAM SHANTI
鈴木洋一郎
予選:1位 決勝:DNF
もてぎロードレース選手権も前半戦の折り返しとなる2戦目。早いですね・・・。このもてぎ戦は風が強かった。天候は回復し晴れで終えたものの終始風に悩まされました。金曜日の走行からファイナルとセットを見直して15秒台に突入した鈴木洋一郎はその速さを徐々に取り戻してきた感じだ♪15秒と言えばMFJカップでもそれなりのところを走れるタイム。このマシンはフルコンは無しでHRCのSTDのECUを詰めに詰めまくった車両。それでも乗り手で15秒出てしまうのだから。それも単独で。ポテンシャルの高いライダーと仕事が出来て本当に嬉しく思っています。予選は15秒には入らなかったもののポールポジション。去年も雨のもてぎでポールを獲ったが1周目で転倒した悪夢がよみがえる?笑 決勝は相変わらずのバッグスタートだったが3位に付けて1周目を終える。そこから5コーナー手前でトップに立ち130RからS字。俺はモニターを見ながら叫んだ。S字の右立ち上がりでリアから転倒。なぜ?ここで?しかもラップは20秒くらい。不思議でしょうがない。ライダーに聞いてもわけがわからないとうなだれていた・・・。一つの要因として今回の第2戦は転倒が多かったと思う。そしてJP250のレース中。この風と湿度。乾いた風にグラベルの砂が舞うのをモニター越しに確認。憶測でしかないがある程度可能性は否定出来なかった。ともあれ残念な結果となってしまったが存在感だけは最高だったと・・・思う笑
そして今回もCBRカップへクラブ員の小林さんが参戦。朝フリーでいきなり2秒ベストを更新し、覚醒したかと。予選はそれでも23番グリッドかな?レース出来るポジションだ。決勝スタートはこちらも相変わらずのゆったりスタート笑 でしたが抜きつ抜かれつのバトルを楽しめたようで良かった。ラスト2周。完走でなんとかと思いきや戻ってこない。ヘアピンで今回下ろしたてのRSTAICHI GP-EVO R107 TECH AIR RACE SYSTEMをテストしてきたらしい・・・。内臓エアバッグを身をもって体感するなんて。それもレース中に。とりあえず怪我が無くてホッとしました・・・。てなわけでうちは全滅。2台共転倒DNFで終わりました・・・。巻き返すぞ地方選!!
Photo by KIKUCHISAN
全日本SUGO事前テスト
全日本ロードレース選手権第1戦 ツインリンクもてぎ
ツインリンクもてぎ
ST600 Supported by BRIDGESTONE
ENDLESS TEAM SHANTI
鈴木光来/HONDA CBR600RR
予選:30位 出走台数46台 決勝:19位
MFJ CUP JP250
ENDLESS TEAM SHANTI
中村龍之介/HONDA CBR250RR
予選:総合9位(INT6位) 出走台数30台 決勝:総合2位(INT2位)
全日本ロードレース選手権が開幕した。今年からライダー/スタッフ共に一新したチームは新たな始動をしましたが怪我やマシン手配の遅れで開幕戦ギリギリとなるスケジュールに苦戦。光来も600cc初乗り後にモタードトレーニング中に鎖骨を骨折し、手術後に事前テストへと臨みました。問題点を洗い出し、臨んだレースウイークは開幕戦ということで木曜日から走行。自己ベストをどんどんと更新する光来だが今ひとつ伸びが足りない。車体のセットアップはスタンダード近くへ戻し、走り込みを続けるが、初日の最初の走行で自身のミスによりS字でハイサイド転倒。軽い脳震盪があったため2本目はキャンセルとなった。満足に走りこめない気持ちと焦る気持ちが交錯し悪い流れとなってしまった・・・。2日目は順調に消化し、徐々に自信も取り戻していった様子だが、事前テストでの転倒の影響がマシンに出始めまた時間を削られる・・・。ライダーには申し訳無いことをした。迎えた予選。勢いよく飛び出していく光来だったが徐々に自己ベストを更新するも55秒台に入ってこない。うまくペースを掴めないまま30番手と沈んでしまった。それでも懸命に決勝を見据えるチームはポジティブだった。決勝日。朝フリーに軽くマシンに変更を加え、いよいよ光来にとっては初めてのST600レースがスタートした。抜群のスタートを切り、1周目が終わり戻ってくる頃には22番手あたりまでジャンプアップ。そこから自力に勝るライダーに前を行かれてしまうが、必死に食らいつく光来。ペースは一定で上がりも下がりもしない状況。徐々に後方のライダーが追いついてきてバトルとなるが引かない。負けん気は強い。最終ラップ前に1台にパスされてしまうが、最終ラップに再逆転。内容も非常に深みのあるレースで19位にてゴール。ポイントは獲得しました。
土曜日に予選決勝が行われるMFJカップJP250クラス。今年から中村龍之介を起用して参戦。マシンは遅れに遅れて完成したのが3/30。シェイクダウンは3/31。そしてレースウイーク。搬入日に塗装から上がったカウルを装着しフィッティングするというこちらも中々のスケジュールでの開幕戦となった。初日から総合5番手ほどでタイムを刻む龍だったが14秒台に中々入らない。テクニカルサポートで今年からN-PLANレーシングさんが帯同してくれており、少ない時間で綿密な戦略とマシンセットの確認。徐々にCBR250RRにも慣れ、迎えた予選。ポジション取りを間違え、中々タイムが上がらない。集団の前に出てしまって後ろを引っ張ってしまう中、再度ポジションを入れ替えたがペースの遅いグループに飲まれてしまい、結果として9番手。3列目からスタートすることになった。全クラスの予選が終わりJSB1000のレース1が終わった最後に迎えた決勝レース。ローンチは使わずクラッチスタートを切った龍は後退・・・序盤飲まれてしまったが1周目にポジションを回復しトップグループへ。5台のグループは終始笠井選手がレースをリード。龍之介は終盤にグループの前に出てトップのマシンとの距離を詰めて行く。ラスト2ラップで一騎打ちとなり最終ラップにトップを狙いに行くが、ジリジリと離され、惜しくも2位でゴール。テストの内容やマシンデリバリーの遅れを考えると非常に良い結果となった。本人は本気で悔しがっていたけどね。そりゃそうか。
ENDLESS TEAM SHANTIの全日本開幕戦が終わりました。今年も多くのご協力を賜ることが出来て開幕戦を終えることが出来安堵しております。まだまだライダー/マシン共に開花はもう少し先になりそうですが、次戦のSUGO戦ではもてぎでの結果以上を求めチーム一丸となり戦って参ります。ありがとうございました。
Photo by KIKUCHIsan SPL THX
もてぎロードレース選手権 第1戦
JP250(N)
ENDLESS TEAM SHANTI
鈴木洋一郎
予選:NAT3位 決勝:NAT3位
いよいよツインリンクもてぎでも地方選手権が開幕し、今年ももてぎのJP250クラスには鈴木洋一郎が参戦。ここまでテストでは自己ベストを中々超えられず、スロースタートとなっていました。MFJカップを控え、多くのインタークラスのライダーも参戦する中、良い経験となるレースになりました。予選はついに自己ベストを更新する17秒中盤へ。他車をうまく使いながらというよりはほぼ単独で出したタイムとなりました。総合では9位となりましたが、クラス3位で久々の好感触でした。迎えた決勝レース。一番最初のレースなり、筑波とは違いモチベーションを保つのが容易だった様子。スタートは稀に見る大失敗となりましたが・・・うまく挽回してポジションを回復。トップグループは予想通り逃げてしまいましたが、表彰台争いのグループまで挽回。徐々にペースをあげ、バトルが始まります。終盤、グループの最後尾にいましたが、最終ラップで3台一気にパス。ビクトリーコーナーを立ち上がり、エンジンパワーを振り絞って見事クラス3位を獲得。開幕戦から非常に良いレースとなりました。トップはなんと13秒台。予想を上回るタイムで全日本もてぎに対して考えさせるレースでした。
またこのもてぎのCBR250R DREAM CUPにはクラブ員の小林も参戦。初参戦のレースと比べるとかなり落ち着いたレースとなり、自己ベストで予選も順位アップ。そして決勝レースはバトルも経験し、満足行くレースだったようです。
筑波ロードレース選手権 第1戦
JP250(N)
ENDLESS TEAM SHANTI
鈴木洋一郎
予選:8位(3位) 決勝:10位(6位)
筑波ロードレース選手権が開幕し、ロードレースの2019年シーズンも始まりました。アジアロードレース選手権もMotoGPも始まりましていよいよシーズン到来といった感じですね。ホームコース筑波サーキットは一足早く開幕し、当チームから引き続き鈴木選手と大谷選手が参戦しました。鈴木選手は前日の走行では非常に良いタイムを刻んでおり、オフシーズンの練習不足から少しは良くなってきたかなと期待がもてるレースになりました。当日は快晴。朝方は氷点下の気温とあまりの寒さに驚きましたが日中はなんとか気温もグングンと上昇してくれました。予選は序盤イマイチタイムが上がり切らない状態が続きましたがなんとか終盤に自己ベスト。目標としていた6秒台には入りませんでしたが・・・。JP250の決勝は最後。日も暮れそうな時間です笑。スタートは上手く反応したと思いましたが、ずるずると1コーナーに向けて後退・・・気づけば後ろから2番目くらい?キャリアイチのミスでしょう。そのままペースが上がらず単独一人旅となってしまい、フィニッシュとなってしまいました。本人的には非常に苦しいレースとなりました。大谷選手は自己ベストの壁をようやく破り、レース内容よりもこの事が非常に嬉しい結果となりました。また、クラブ員からは谷口選手がCBRカップに参戦。チームで活動するメリットを最大限に有効活用し、走行毎に自己ベストとなりました。結果以上に大きな収穫になったと思います。さて、次戦は地方選手権のもてぎ。しっかりと準備していきたいと思います!
鎖骨骨折・・・。
チームもライダーの復帰の予定が見え次第テストに対応できるよう努めて参ります。多くの関係者の皆さまにはご心配とご迷惑をお掛け致しました。・・・とは言え前向きに捉えてしっかりと準備していきます!今日は雨だなぁー・・・。
SUPERBIKE.JPに掲載されました!
こちらからご覧下さい。
MFJ SUPERBIKE OFFICIAL FANSITE
2019 Jr. TEAM SHANTI 74
2019全日本ロードレース選手権体制
今シーズンはライダー/スタッフを一新し、昨年同様ST600クラスに加え、J-GP3及びMFJ CUP JP250へ参戦する事となりました。WILDHOUSE様、そしてENDLESS様とは6年目のコラボレーションとなり、より一層のレース結果を求め新チーム体制にて臨むことが出来る事になり非常に嬉しく思っております。今シーズンは若いメカニック/スタッフも起用し、チームとしても今後のレース活動を見据えた体制を強化していきたいと考えております。
また、今シーズンも地方選手権にも力を入れて活動して参ります。鈴鹿4時間耐久ロードレースへの参戦も予定しておりこちらの方はまた改めて体制が固まり次第リリース出来ると思っております。以下全日本ライダーのラインナップとなります。
2019 全日本ロードレース選手権シリーズ
–ENDLESS TEAM SHANTI–
・ST600 フル参戦
HONDA CBR600RR 鈴木 光来(18)
ライダーコメント
4年間J-GP3で戦ってきましたが今シーズンよりST600クラスへステップアップします。全日本へのフル参戦となります。すでに初乗りは終えていて感触は思っていたよりも良く、車重に苦戦すると思っていましたが手応えは良好でした。昨年より車体が大きくなったので今まで以上にトレーニングを行い開幕戦までに万全な状態に持って行けるよう精進します。フル参戦は初めてで経験の無いコースもいくつかありますが、1年目から勝利を狙える位置を走れるよう精一杯頑張ります。応援よろしくお願い致します。
・J-GP3 スポット参戦
HONDA NSF250R 柳沢 祐一(34)
ライダーコメント
10年ぶりに全日本ロードレース選手権に復帰します。4stでのロードコースのレースは初めてですが・・・チーム一丸となりホームコースの筑波サーキットでは優勝しか狙っていません。しっかりとテストをして良い結果を残せるよう頑張ります。地元の応援お待ちしております。
・JP250 MFJ CUP フル参戦
HONDA CBR250RR 中村 龍之介(18)
ライダーコメント
昨シーズンまで参戦していたST600クラスから今シーズンはJP250クラスに参戦させて頂けることになりました。JP250クラスもすごく混戦なクラスで表彰台に上るのも難しいレースが予想されますが、過去学んだことを活かし、優勝とシリーズチャンピオンを目指して頑張ります。今年も応援して下さる皆さまの期待に応えられるよう頑張りますので昨年よりも増した応援をよろしくお願い致します!
チーム代表 風晴大翼
今シーズンはカテゴリーが増えチーム的には大変なシーズンになるかと思われますがアジアそしてJ-GP3クラスでの経験を持ち、若手の成長著しい鈴木光来を筆頭にまずはしっかりと戦い抜こうと思っております。また私の友人でもある柳沢をこの全日本の舞台で走らせられることになりご協力頂いた全ての皆さんに感謝しております。スポット参戦となりますが地元筑波では優勝争いを期待したいです。また、こちらも新たに加入した中村もまた若手のライダーでありこちらの詳しいチーム体制は後日改めてリリース出来たらと思いますが、オールラウンドなライダーとして非常に期待しております。この3カテゴリーで戦うわけですが、若いチームなりの戦いが出来たらと考えておりますので応援のほど、よろしくお願い申し上げます。